アナタには過ぎたオモチャよ、と言われないためにトラブル起きた箇所から一つずつ学んでいけばよいと思う。



・・・以下はまったくの素人による個人的な見解ですので偶然目にした方もご自身で確認してくださいね。


「カブる」とは・・・

点火プラグに電圧をかけることによって放電し、それがローター(レシプロならシリンダー)内の混合気に着火させて爆発力を得る内燃機関の一連の動作のしょっぱな、プラグからの放電が未燃焼ガスの付着によって妨げられること。

要はプラグが濡れてて火花がでない、というわけですね。

プラグについた粘り気のあるガソリンの成れの果てを焼ききるなり清掃するなりして正常な乾燥した状態に戻してやる必要があります。




「点火プラグ」とは・・・

上記にあるとおり混合気に着火するための消耗パーツ。白金やイリジウムといった高級品は一般には従来のプラグよりも長寿命といわれているが、ロータリーの場合は早めの交換が吉。
単純にレシプロの3倍酷使されているし、ロータリー用のプラグは形状的に他のものと比べて非効率的にならざるを得ないのでなるだけ良好な状態を維持するために早めの交換がよいと思われる。一応、RX-8のメーカー推奨は6万キロと言われているが、1万キロ程度で交換する方が多いようです。

「熱価」とは・・・

RX-8でいうと純正プラグの品番がRE9B-T . RE7C-L なんだが、この”9”とか”7”とかがいわゆる熱価を指している数字になる。番手などとも呼ばれますね。
ざっくり説明すると、プラグ自体は500℃~950℃の間にあるのが適温なのだが、熱価の数字が少ないほど素早く温度が上がりやすく、大きいほど上がりにくい。
高回転・ハイパワーエンジンなんかの熱量の大きく負担のかかる場合には熱価の大きいものが必要で、街乗りメインで近距離移動が多い、など熱が上がりにくいものは素早く適温になるように熱価の低いものが適切だと言える。


では「何故カブる」のか・・・


理屈ではなくカブる時はカブるんだが(ex:KSR110)、理屈としてはエンジンが健全な燃焼をしてくれていなかったことによって未燃焼ガスが充満し、低酸素状態・点火プラグへの液化したガスが付着することなどの悪影響が起き、再始動が困難になる。

一般に外気温が低い時に起こりがちだが、それはエンジンが理想的な燃焼を行える設計温度までもっていくのに時間がかかるからだと思われる。

寒いときにはキャブ車だとチョークを引いて通常よりも多くのガソリンを燃やして高めのアイドリング(より多くの燃料をより早く燃焼させてエンジンの温度をより早くに上げる)でしばらく様子を見るのだが、インジェクションの場合も、勿論、コンピューターが同じ制御をやっている。

パーツが変わっても物理は同じなので、やるべきことは変わらない。

ただ、この時になんらかの理由でエンジンがストールしてしまうと、通常よりも濃い混合気が未燃焼な状態で溜められてしまうので、事態はより深刻になってしまう。

ガスを逃がしてやるなり、プラグを清掃してやるなりしないといけない状況になりやすいのだ。

キャブ車で自らチョークを引いていると、エンジンが安定するまで気を使いながら様子をみて気にしている分、自覚的に暖気するのだが、インジェクションの場合は何とかエンジンがストールしない方向で自動的に制御しているから、人間側に不注意が生まれやすい。




・・・こんな感じでつらつらと書いてみたが、正確性は保証しません!