福豆モータース

5月13日、ヨメが旅行に出かけた休日。久しぶりにバイクのお手入れやら、家の中の用事やらをしようかと思っていたのだが、前日に過ぎ去った台風のおかげもあり、素晴らしい晴天の予感！


むむ、これは・・・珍しく出かけたいぞ・・・。

うん、ツーリング行こう。そんな気分になる日なんてそうそう滅多とないし。



目的地は出石。前に出かけた時の出石そばへの感動が想いを募らせる。

高速道路を福知山までひた走る(途中でお馴染み西宮名塩SAに寄って朝食と給油はとりましたけど）。
午前中はまだメッシュジャケットの中にナイロンパーカーの組み合わせでは少し寒かったが、充分耐えられる範囲。




城下町の駐輪場（H27.5現在200円）に突っ込んで、すぐそばに見えた　「左京」　へ。

そこらじゅうに蕎麦屋があって悩むだけ無駄なので目についたところへ入ってみる。

そばつゆ、生卵、山芋を眺めつつ、しばし待つ。


割りにすぐ出てきた。一人前５皿分。注文の際に普通に昼食として食べるなら10皿は欲しいと思いますが？的なおすすめをされたが、いや、ここは様子見だ、とばかりに固辞する。

こういうのって微妙なニュアンスの話だと思うのだが、一人前５皿は軽めの量なので、しっかり食べようと思っているのなら枚数増やしてくれ、と言ってくれる方がすんなり受け入れられる気がする。

・・・味は悪くない。しかし、はぁーコレコレ!!　というほどの喜びは残念ながら得られなかった。

なんだろう？そばつゆが淡白に感じたのか。そばの風味につゆの味。

一皿進める度に一品ずつ足されていく葱・生姜・大根おろし・山芋・卵・・・一味加わる度に増していく味の奥行き。そんな出石そばの醍醐味が今日はあまり感じられなかった。

店との相性か、自分の今日の状態かはなんとも言えないところだけども。

もう一軒行って確認しようかとも思ったが、そうしようとなると意外にお高い出石そば（個人の感想です）。
まあ、悪くはなかったし、なんか納得したわ、と地酒を買って退散することにした。

そんなこんなを思いつつもまた来たい、行きたい出石ではあります。なんだか気に入ってるの。



出石に向かうと必ず途中で目にする案内看板、それが日本・モンゴル民族博物館。


何故ここに？そして何なの？

と、前回も気になって仕方なかったのだが寄れず。今回は車内に犬を待たせる心配もないので向かってみました。




馬を率いたﾁﾝｷﾞｽ・ﾊﾝに迎えられ、がらがらの敷地内へ足を踏み入れる。駐車場では大きなトラックがアイドリングしながら待機しているようだ。

他には誰もいない。・・・そう、今日は休館日らしい。つくづく縁がないね。

博物館から戻るまでの脇道に温泉があるという案内があったので寄ることに。

たんたん温泉「福寿の湯」、小さな温泉施設ですが平日の昼間という時間帯もあってか、割りに空いていたのでゆったりとできました。

天気のよい中で暖かな陽射しを浴びながら入る露天風呂というのもなかなかなもんです。



お風呂が目当てならいつもは奈良の山奥にいってしまうけど、ここのお湯に浸かったりさましたりしながらゆっくりしていると、首と肩のコリがかなりとれて楽になった！　たんたん温泉もよい処！たぬきのキャラに意味があるのかどうかはわからないが。

今回さすがに寄りはしなかったが、この近くには「シルクの湯」という有名な温泉もあるらしい（というか、ﾓﾝｺﾞﾙ博物館並みにそこかしこで案内看板を見かけるので、予備知識なしでも訪れればあー、有名な温泉なんだなー、とは思われる）。肌がつるすべになる美人の湯として有名だそうな。龍神温泉みたいなものか。行ったこと無いけど。




あとは帰るだけ・・・と思っていたのだが、行きに見かけてどうしても気になった神社に立ち寄る。



一宮神社　とあるが、雰囲気はよく、場は綺麗なのだが、賽銭箱なんかも取り払われていて今は神社としては機能していないような様子。

本殿に向かって左側に楽や舞を披露する舞台のようなものもあったが、そこは朽ちつつあるような感じ。手水も周囲が危険（大木がことごとく弱っているらしく、倒木の恐れがあるそうな）で立ち入り禁止にされている。


ただ雰囲気はいい。





狛犬。画像が悪いのでどっちが口開けてどっちが口閉じてるかくらいしかわからないが、まあ、記念写真ということで。

さて、通ってきた高速をそのままの逆順に帰りますよ。

朝は名塩に着くまでの間少し渋滞していたが、帰りは順調。


それにしても我が家に来てからも早や十数年になるビラーゴさんも機嫌よく動いてくれてよかった。
250ccのクルーザーなんて大した馬力もないのに高速のついていき具合がたまらないですね。
古い軽４並に80km～100kmくらいでないとつらそうな按配なのだが、80km巡航から100kmへ加速させるときのあっけなさ。軽やかにさらに前へと進んでいく。



そんなこんなで何事もなく無事に帰宅。特に何をしたというほどのことはなかったけれど、こんなもんだ。これもまたいいもんだ。

うん、今日の日もよかったよかった、などと思いつつ家に入ると、留守番の福豆さんがﾐｬｰﾐｬｰ鳴いていた。

半日誰もいないとすぐこうなのだ。

しかし、自動給餌器の夕方分が（帰宅直前くらいにタイマー解除された筈）開いていたのだが、皆の帰宅が遅くなってもひもじくならないように（？）かなり残している。

いやー、賢いー♪　などと浮かれていたが福豆さんは帰ってきたのを確認してから急いで残りを食べ始めたのでそれどころではなさそうだ。

いやはや、福豆さんがしっかり留守番してくれたおかげで楽しめました。