福豆モータース

ブタと燃料

【CAUTION】 これはずぶの素人の備忘録です。参考にはなりません。

http://fukumame-motors.blog.jp/archives/1051208687.html

MAZDA Roadster (ND)及びCX-3

ひょんな話の成り行きで、行ってきましたよ、マツダのニューロードスター。

午前中は我が家のKSR110の制音化を計った後、犬の散歩(?)を兼ねたドライブに回り、夕刻からではあるけれど予約も連絡もせず、ふらっと行ってみました。

もう、試乗希望も落ち着いているだろう。第一平日だし、まあ駄目なら駄目でまたの機会でいいし。と、いういいかげんでディーラーへ寄ってみると、ばっちりあるではないですか。

AT車ですけれど・・・と、普段MTに乗っている我々にやや恐縮気味で試乗車を出してくれた。

いや、別にATでも走っているときの印象により集中して試乗できるのでこれはこれでいいけどね・・・、と思いつつ先ずは助手席に。先に運転をしてもらいつつ説明を聞いてから交代。


・・・いやぁ、でもね、正直ハンドルを自分で握る前、店舗から路面に出るまでの僅かな間にもう既に、ボディの剛性、しっかり感といえばよいのか、シート下から伝わる動きのかっちりさ加減が、「あ、これはよいものだ」と、まだ10mも動いていないうちから滲み出ていたのですよ。

二人乗りだからこそ、重量配分の変化を色々想定しなくていいし、屋根が無いからこそ、フロア下での剛性に自然と力をいれることになる。そこを突き詰めると、こうなります。 と言わんばかりのボディ。

そんなボディに、公道(おそらくS660とは異なり高速道路も含む、法の及ぶおよそ全ての道)でほんの僅かに硬さを感じさせつつも安楽に座れるサスペンション。硬いというよりも芯のある、という表現がよいかもしれない。

パスタで言うところのアルデンテで、絶妙の按配。


アクセルオンで後輪が路面に食らいつく感触や、ステアリングの応答性。それらも非常に気になるし、またそこが魅力的なウリとなっているクルマがあるのも知っている。

でも、ロードスターはまず、いい茹で加減のパスタがあり、そこに上等の具材として他の魅力が添えられている。



トラクション、真後ろからよく掛かります。気持ちいいです。でもドーンと弾き飛ばされるようなスリルではなく、躊躇う気持ちを前向きにしてくれる、さり気ないアドバイスのような後押し。

押し付けがましくない、でもどんな曲がり角がきても晴れやかな気持ちで抜けられる、そんなトラクション。



緩やかなコーナー、タイトな交差点。どこでも気持ちよく曲がることができます。その先にロードスターが進められる道さえあれば。

でもステアリングのクイックさでよく曲がる、というものではなく、心地よい後押しが駆動輪からなされるから、素直なステアリングが心地よい旋回性に結びつく。


素晴らしい動きですね。人間が楽しくドライブすることを追及した時、現状の最適解(の少なくとも一つ)なのではないでしょうか。


そしてそのうえで、今回のAT車なのですが・・・。最近の例に漏れず手動でもシフトチェンジできちゃうんですね。

これがまたMTモード付ATというよりも、気分はシーケンシャルシフトですよ。

まあ、シーケンシャルシフト、実際に触ったことないですけど。

最近のクルマってみんなこうなの!? シフトアップのラグもなく、シフトダウンも上手いことブリッピングもやりながら余裕でこなしてくれる。

僕は自分ではできないのでATの方が上手くなっているのですね。うちのクルマにもブリッピング機能つけたいなぁ・・・。などと思うくらい。

もうこれでいいじゃない。ATだからスポーツカーとして面白みが落ちるということはないですね(勿論、MTの人間がクルマを進めようとしない限り進まないという優れた特性は大いに尊重するべきですが)。


今やAT、MTというよりも2ペダルか3ペダルか、といった様相で、仮にAT限定の方にも何恥じ入ることなくスポーティーカーを楽しむ権利がもたらされる時代が、気がつけばもうこんな所まできていた、というすばらしいミッションでした。



・・・・・・そして話はさらに少しだけ続くのですが、この後話のタネにCX-3も試乗させて頂いたのですが、コイツのATも、ロードスターと同じように、シフトチェンジもでき、急激なシフトダウンにはブリッピングでいなして対応し、流石にロードスターのような「人車一体」感こそないものの、ドライバーの意思についてこようとするのですよ。

CX-3なんていわばちょっとこじんまりとしたSUVですよね? 中道中の中道、中途半端中の中途半端なキャラクターではないですか本来ならば。・・・・・・なんだコイツ?よう動くぞ!


勿論、ロードスターやRX-8などのスポーティーカーや、大パワーを制御して乗りこなす苦労と喜びのあるスポーツカーなんかにはかないません。

が、様々な条件でCX-3を選ぼうとした際にも、「クルマを動かす」という行為の持つ根源的な楽しみは最大限詰め込まれています。ディーゼルだってダルくない。SUV的な重心の高さも、クルマ止めでリアスポイラーを削らないための現実的なセッティング。そして鷹揚に、しかししっかりと地に足のついた感触をドライバーにあたえながらコーナーを抜けていく。

────なのに、

荷物もよく載る。人もゆったりと座れる。ドライバーは適切な(そして結局はそれが一番楽な)乗車姿勢がとることができる。



人生はクルマだけではない。様々な喜び、楽しみ、苦悩、それらを決して大きくはないがそれでもめいっぱい車内に詰め込み、ドライバーと共に抱えて、なおかつクルマで走る楽しみすら与えてくれるCX-3。もしクルマに興味がないとしても、いつしか好きになっているかもしれない、そんな希望を感じさせる一台でした。






既にクルマに関心があって、クルマで気持ちよくなりたい、という方はぜひ一度、ロードスターをお試しください。
















HONDA S660

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S660 に乗ってきました!

社内コンペで選ばれた若きプロジェクトリーダーを中心に据えて、ホンダ内でも様々なブレイクスルーがあったとか言われているホンダの新たなる挑戦。

次期NSXは中国の富裕層がメインターゲットだとかいう噂。日本の、しかも庶民にはあまり縁がなさそうなので(スーパーカーも夢があって素敵なので是非続けていただきたいですが、まぁ縁はないわな)、現状でのホンダの表現するリアルスポーツだというつもりで触れてみたいと思います。



外観は・・・何というか、ホンダらしいなぁ、という感じでもあり、眼(ヘッドライト)がやたらつり上がってなくて僕は好きですね。まとまりよいとおもます。

中から見ても軽っぽさは軽らしくない値段にふさわしく全く、といってよいくらい感じない。横幅の狭さで軽4ということを思い出すくらいでしょう。

着座したときの圧迫感は極々日本人的体格の僕には感じられなかったですね。実に普通に、余裕はないけど、すっぽりぴったり。落ち着いて座れます。RX-8や86なんかの運転席と変わりないですね。

ドライバーズシートに息苦しさを感じることなくすっぽりと収まると、車体の張り出しは極力少ないほうが一体感は強まります。


その上で求められる速度域や乗車定員などの様々な条件によって必要なボディサイズは変わってくるが、一体感を求め、操る喜びを追求した時に、よりコンパクトに、・・・いっそ軽、むしろ軽! という思考はむしろありなのではないでしょうか。



さて、そんなシートに収まって早速試乗に出かけますよ・・・。




試乗車はCVTで、パドルシフトによって擬似的に7速チェンジが可能。通常の街の流れにゆったりと乗っていくDEFAULTモードも楽に過不足なく走れるし、SPORTモードで走れば回転数を引張り気味に使ってくれるので機敏に動くことも可能。パドルシフトで自由に変速して好きなだけ加速を引き出すことすら苦もなくやってのける。

元はN-WGNのユニットに専用のターボチャージャーを搭載し、流せば不満なく、回せば気分よく。

アクセルオフで響くブローオフバルブ。

プシャー、という音で上がるテンション。

そこから停止しようとブレーキを踏むと、後ろからエンジンの過重がかかってきてミッドシップということを意識する。しかし余裕の制動力をコントローラブルに使うことができるので停止に不安は感じない。むしろ挙動が安定する気すらする。

およそ一般道ではどんな状況でも余裕の制動なのではないだろうか。まぁ、晴天の今日、そう感じられなければMRなんて危なっかしくて乗ってられないだろうが。

交差点を、コーナーを、曲がる。レーンチェンジで右へ、左へ。操作にしっかりとした手ごたえを持たせるためにあえて重めの感触にしているそうだが、車体の動き自体は実に軽快。荷重から自由な操舵輪は自分が道路を走っているかのように動きまわることができる。


音色自体の官能性はノーマルではそこまででもなかったが、リアの窓ガラスも電動で開けられるのでエンジン音が間近で(耳元で)聞こえる。幌をとっぱらってフロントのトランクに突っ込み、すべての窓を開けてワインディングを駆けると何キロ出てるかとかどうでもよくなりそうだ。


・・・うーむ、なかなか楽しいな、コレ。



軽規格なのでよくもわるくも真に「リアル」なスポーツを問われるカテゴリーなのではないでしょうか。

一般のユーザーが走行する公道、その中でも下道と言われる一般道。要はそこら辺を走って楽しいと思わせられるかどうか、というとこに全力を注ぎこむ必要があり、逆にその速度域に専心することができる軽カー。

サーキットに持ち込めば、リミッターを解除すれば、とかのおよそ非現実的な速度域に快適に対応できるほどのポテンシャルを持たせる必要はないだろうから、ノーマルの脚廻りは実にしっとりとストリートに馴染んでいて快適。

もう、自分では何もしないでクルマ屋さんにおまかせでクルマ遊びするには言うことない仕上がりですね。


軽で二人乗りで、という条件は車体の造り込みの上ではより練り上げやすいものだったろう。四人乗りよりは重量バランスの変化を加味して考えるとかがなさそうですからね。

走る、ということのみに専念して開発できたのは非常に意義深かったんじゃないだろうか。



まぁ、買って乗るほうも走るということ以外のすべてを放棄しないと乗れませんけど!手提げ鞄一つ載せられないですから!笑





TITANIC ONE SHOT TITAN 72808km

エアーフィルターを交換した際に合わせてやったこと。

チタニックの燃力50を給油の際に投入。こないだ謎の停車(ガス欠?)をしてから燃料系統の洗浄をしておきたかったので。本当はインジェクタークリーニングをすれば理想なのでしょうが、うちのRX-8 TYPE S はインジェクターが6本あるので結構な費用がかかる。 いつかはやっておきたいが、なんとなくやっておきたい、でするには少しコストがかかりすぎるので、燃料に添加する洗浄剤で気晴らし。

まあ、悪いもんじゃないでしょう。
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エンジンオイルには ワンショットチタン を。

ボトルにはターボエンジンやロータリーに。とありますが、添加剤でロータリーにも、って書いちゃうのがすごいですね。わざわざ書きたがらないと思いますよ? 普通。

そんな文字も見つけたのもあって安心して投入。車検に出した時にオイル交換もしてくれていたのだけれども、銘柄何かわからなかったので気になっていたんだよね。

そして、入れてから走ってみると、エンジンの回り方がなんだか滑らかに!? 

滑らかになった分エンジンブレーキもマイルドになって、最近感じていた、アクセルオフした時になんだかリアが引っかかるような違和感、って言っていたのが解消した! なるほど、エンブレが普段より強かったのね。

この辺は好き好きなんでしょうが、ワンショットチタンを入れてからの緩やかなエンブレっぷりは扱いやすくて好みですね。

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イメージキャラクターのチタニック坊や。

・・・。



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